食べこぼしや遊び食べをしないでいてくれるのがなによりも一番ですよね。
そんなママの声はまるで届きません……(苦笑)
今回は育児をテーマに何を書こうかと悩んだ結果、私が双子を育てている中で最も苦しんだ「食べこぼし・遊び食べ」について書くことにしました。
きっと、同じ悩みを抱える親御さんは少なくないと思うので。 (ナカーマ……)
そこで、我が家ではどのように食べこぼし・食べ遊びを対策してきたのか、食べこぼしされてきて2年ほどの私だからこそ、お伝えできたらと思います。
と、書き出しただけでも十分なくらいうんざりしてきますよね……
上の子はこうしたことをほとんどしなかったため、双子への対処法は試行錯誤の毎日でした。
もちろん、子どもの成長や知的な発達具合にもよるので、一概にどうこう言えない部分もあります。「どうしてこんなにひどいんだろう」と感じることもあるかもしれませんが、どうすることもできないのが現実ですよね。
なぜ子どもは食べこぼしをするのか?
子どもが食べこぼしをしてしまう理由には、いくつかの要因があります。
手先の発達段階が未熟
まず第一に、手先の発達段階が大きな影響を与えています。特に幼児期の子どもは、まだ細かい動きが上手にできず、スプーンやフォークをうまく使えないことが多いです。
集中力の持続時間が短い
そのため、口に運ぶ途中で食べ物を落としてしまうことがよくあります。
さらに、集中力の持続時間が短いことも理由の一つです。
食事中に気が散りやすく、食べながら周囲のものに興味を持って手を伸ばしたり、突然別のことを始めたりすることがあります。
このようにして、食べ物を落としてしまうことが頻繁に起こるのです。
成長している証
加えて、「遊び食べ」もよく見られる現象です。
特に1歳半から2歳ごろになると、自分で食べることが楽しくなり、食べ物を手でつかんで感触を確かめたり、わざと落としてみたりすることもあります。
この時期の子どもは、食べ物を口に運ぶだけでなく、食事を通じて世界を探索しているため、どうしても食べこぼしが多くなってしまうのです。
親としては忍耐が必要な時期かも
これらは成長過程における自然な行動であり、親としては少し忍耐が必要な時期かもしれません。
しかし、この時期に適切なグッズや環境を整えることで、食べこぼしの被害を最小限に抑え、子ども自身も快適に食事を楽しめるようにすることが大切です。
食べこぼし対策に実用的なグッズといえば何か
食べこぼしといえば、最初に何を思い浮かべますか?私は真っ先に「食べこぼしマット」が頭に浮かびます。
毎日、子どもたちがいると家事が次々と増えていきますよね。朝・昼・晩の3食に加えて、おやつの時間も含めると1日4回。子どもたちの食べこぼしはどうしても避けられないので、片付けも増えます。まるで終わりのない家事が続いているかのような気持ちになります。
次に思い浮かべたのが「お食事マット」。お食事マットにはさまざまなタイプがあり、選ぶのもひと苦労です。大きなもの、小さなもの、ポケット付きのものなどがあり、どれも一長一短。特に大きなマットはテーブル全体をカバーしてくれるので広範囲の汚れ防止には便利ですが、洗うのが大変というデメリットもありました。
そんな中、私が実際に使ってみて本当に良かった食べこぼし対策グッズを紹介します。もし気になるものがあれば、ぜひ参考にしてみてください!
食べこぼし対策に追い求めるのは完璧ではなく工夫
そうして我が家では、食べこぼしや遊び食べについて、特別なしつけをするわけでもなく、受け入れることにました。双子の成長がゆっくりで、知的な面でも特別な配慮が必要なため、厳しくしつけるよりも「食べこぼしはあるものだ」と前提にして対応しています。
たとえば、食事の際は双子のお米やおかずを余裕を持って多めに作るようにしています。
最初は、「食べ物を無駄にするのはもったいない」という気持ちから、食べこぼしや遊び食べに対してイライラしたり、なんとか対策を講じようと必死になっていました。しかし、次第に「これは成長過程の一部であり、無理に完璧を求める必要はない」と気づき、気持ちがだいぶ楽になりました。
果てしなく感じるも、食べこぼしは確実に減る
もちろん、発達面で配慮が必要なことはありますが、双子も確実に成長していて、少しずつ食べこぼしが減っているのも事実です。だからこそ、完璧を求めるのではなく、少しずつ成長していることを信じ、焦らずに見守っていくことが大切だと思うようになりました。
時々、食べ物で遊びすぎたり、やり過ぎたときには「〇〇したらダメだよ」と叱ることもありますが、基本的には楽しい食事を心がけています。食事の時間は、子どもたちにとっても、私たち親にとっても大切な時間です。
家族みんなで楽しく過ごすことが、食育にもつながると感じています。
その結果、「完璧を求めず、ある程度食べこぼしや食べ遊びは仕方ない」と割り切ることができるようになりました。
もちろん、いろいろと葛藤も多かった
この考え方にたどり着くまでは、葛藤もありました。
「もっとちゃんとしつけるべき?」「遊び食べが始まったらお皿を下げるべき?」など、多くの悩みを抱えていたのも事実です。
それでも、今ではそれも含めて子どもの成長の一部として受け入れられるようになりました。
今後も、食事の時間をもっと楽しく、気楽に過ごせるように、完璧ではなく工夫で乗り切るという意識で、少しずつ改善を続けていきたいと思っています。