トラウマにならない人はいない、脳裏に焼き付く不気味さ。映画「ヘレディタリー/継承」

映画

今回、「Amazon Prime Video」にて映画「ヘレディタリー/継承を視聴したので実際に見てどうだったのかを、個人的な感想を交えながらご紹介したいと思います。

この記事は、映画「ヘレディタリー/継承」についての紹介です。この映画はPG12指定で、12歳未満の子供には保護者の助言が推奨されます。ホラー要素が強く、緊張感を伴うシーンが多く含まれているため、特にホラーや突然の驚きに敏感な方は、鑑賞前にその点を十分にご考慮ください。保護者の方は、お子様と一緒に鑑賞するかどうかを事前にご検討いただくことをお勧めします。

なぜこの作品を見ようと思ったのか

ヘレディタリー/継承」を観ようと思ったきっかけは、その独特な恐怖表現と評判の高さに惹かれたからです。

この映画は、単なるジャンプスケアに頼るのではなく、じわじわと忍び寄る不安感や、家族の複雑な関係性から生まれる心理的な恐怖が描かれていると聞きました。

また、祖母の死を契機に一家が次第に崩壊していくという重厚なストーリー展開にも強く興味を持ちました。

特に、家族の中での「継承」がテーマとなっている点が興味深く、遺伝的なものや感情、さらには不気味な何かを受け継いでしまう恐怖がどのように描かれているのかが気になりました。

主演のトニ・コレットの演技が圧巻で、彼女がどのように家族の混乱と恐怖に立ち向かっていくのか、その過程を見ることが本作の大きな魅力だと感じています。

本作品映画の簡単なあらすじ

グラハム家は家長である祖母エレンの死をきっかけに、不穏な出来事に巻き込まれていきます。

娘のアニーは、母に対する複雑な感情を抱えつつ、夫と子どもたちと共に葬儀を淡々と執り行います。

しかしその後、家族に次々と奇妙な現象が起こり始め、やがて一家は修復不能な状況に追い込まれます……

亡きエレンの遺品の中には、「私を憎まないで」と書かれたメモが残されており、これがさらに事態を……

家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持ってた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。

引用:ヘレディタリー 継承:作品情報-映画.com

予告動画(Youtube)

作品概要

ヘレディタリー/継承
  • 製造年 2018年
  • 製造国 アメリカ
  • 監督 アリ・アスター
  • 上映時間 127分
  • 対象年齢 PG-12
  • キャスト(吹き替え)
  • キャスト(吹き替え版の声優)
    • アニー役:トニ・コレット(藤貴子)
    • スティーブ役:ガブリエル・バーン(中野裕)
    • ピーター役::アレックス・ウォルフ(小田柿悠太)
    • チャーリー役:ミリー・シャピロ(小若和郁那)
    • ジョーン役:アン・ダウド(仲村かおり)
  • 劇場公開日(日本) 2018年11月30日

映画「ヘレディタリー/継承」は、2018年にアメリカで製作され、同年11月30日に日本でも劇場公開されました。

監督はホラー界で注目を集めるアリ・アスター。

上映時間は127分で、家族をテーマにした心理的なホラーが展開されます。

PG-12指定のため、12歳未満の視聴には保護者の指導が必要です。

吹き替え版では、アニー役をトニ・コレットが演じ、彼女の声を担当した藤貴子さんがその複雑な感情を見事に表現しています。

ガブリエル・バーン演じるスティーブ役中野裕さんが担当し、家庭内の葛藤をリアルに伝えます。

また、ピーター役のアレックス・ウォルフ小田柿悠太さんが吹き替え、弟チャーリーを演じたミリー・シャピロ小若和郁那さんが担当しています。

さらに、物語に深く関わるジョーン役をアン・ダウドが演じ、その吹き替えを仲村かおりさんが担当。

キャスト陣の名演技が物語をさらに引き立てています。

主な登場人物 

名前クリックで少しだけ人物の詳細が見れます。

アニー

本作の主人公。プロジオラマ作家。実の母が亡くなったことを境に、次々と不幸が舞い降り、精神的に不安定になっていく。

スティーブ

アニーの夫。精神的に不安定な妻を支えてはいるが、どこか頼らない雰囲気。感情が表に出づらいのか、それとも隠すのが上手いのか。何を考えているのか全くわからない。

ピーター

アニーとスティーブの子供。ぱっと冴えない見た目だが、背伸びをしたい年頃。アニーの目を盗んで薬物にハマったり、ナイトパーティーに参加。妹のチャーリーを煙たがることもある。

チャーリー

ピーターの妹。どこか不気味な雰囲気をまとっている。絵を描いたり、生き物の死骸を持ち帰ったりと、謎が多い。

ジョーン

アニーに優しくしてられる人。気にかけてくれるがどこか、怪しい雰囲気…

実際に視聴してみて、どうだったのか(個人的感想)

良かったところ
  • 次の展開を予測することがないできない恐怖
  • どこかのワンシーンで、皆必ずトラウマ、地雷がある。ホラーの集大成
良くなかったところ
  • ぼかしや、引アングルでのグロシーンがなく、視聴するなら注意が必要

まず、「次の展開を予測することができない恐怖」についてですが、これは本作の大きな特徴です。

ホラー映画の多くは、ある程度予想がつく展開やパターンがありますが、アリ・アスター監督はその期待を意図的に裏切り、視聴者を不安定な感覚に陥れます

特に、日常の何気ないシーンから一気に恐怖が表出する構成は、視聴者に対して「次に何が起こるのか」を全く予測できない緊張感を持続させます。

この意図的な不確実性こそが、本作の心理的恐怖を増幅させていると言えるでしょう。

ホラー映画としては非常に巧みな手法であり、まさに「ホラーの集大成」と呼ぶにふさわしい作品です。

次に本作では、家族の内面に潜む暗い感情や、過去の出来事がじわじわと明かされることで、観る者に深い心理的負担を強いる場面が多く登場します。

これは単なる驚かせるだけのホラーではなく、視聴者の感情に直接働きかける「心理的ホラー」としての側面を強く持っています。

そのため、何気ないシーンでもどこか不穏さを感じ、観る者の心に強く残るトラウマ的な印象を与えることが多いのです。

一方で本作は、映像的に非常に直截的で、衝撃的なグロテスクなシーンがいくつもあります。

ホラー映画では、ぼかしや暗転、カメラワークでグロさを控えめにすることが一般的ですが、「ヘレディタリー/継承」ではそれがあまりなく、視覚的にかなり強烈なシーンが続きます。

この点に関しては、ホラーが苦手な視聴者にとってはかなりの負担になる可能性が高く、事前に心の準備が必要と言えるでしょう。

まとめると、この映画は心理的恐怖と視覚的衝撃を巧みに組み合わせた作品であり、予測不可能な展開と深い感情的な重みが強みとなっています。

しかし、それと同時に、非常にグロテスクなシーンが多いため、視聴には注意が必要です。

視聴者に強烈な印象を与えることは間違いなく、ホラー映画としての完成度は非常に高いと言えますが、万人におすすめできる映画ではないとも感じます。

この作品を視聴する方法

観終わってからも、思い出すだけで鳥肌が立つシーンがあるくらいです。

最恐のホラー映画でした。

終始、驚きが止まらなかったが、友達や家族と一緒にみて考察してみるのも良いかもしれません。

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本当に色んな意味で衝撃的な映画でした……恐怖だけでなく、人間関係や家族の絆がもたらす深い闇にも心をえぐられる体験でした。ホラーとしておすすめな作品です。

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