えっ、戸籍法って改正されて、キラキラネーム使えなくなるの？
2023年から検討されていた改正戸籍法が、2025年5月26日に施行されます。それに伴って子育て世帯全員に影響が出るのを知っていましたか？今回は、改正戸籍法についてまとめてきました。
✔この記事の情報
・読み仮名の基準が決まる
・戸籍法改正で国民全員に影響が出る
・キラキラネームが制限される理由
キラキラネームが制限される理由
キラキラネームの問題は、数年前からテレビに取り上げられることもありました。子供は自分の名前が嫌でも親には言えないケース、親に言っても聞いてもらえないケースなど様々です。15歳以上であれば、自分で手続きが可能ですが、それまでの間は親の許可がないと、変更できません。また、実際に戸籍法の改正についてのアンケートを行った企業もあり、結果は8割が賛成でした。
キラキラネームを制限する法改正への意見（「キラキラネームへの制限が強化されることをどう思いますか」）を尋ねたところ、「賛成」「どちらかといえば賛成」が計82.2％、「どちらともいえない」が11.1%、「反対」「どちらかというと反対」が計6.7％となりました。
引用元：「キラキラネーム」を制限する法改正に8割が賛成 弁護士ドットコムが調査
キラキラネームを変えたいときは？未成年でも変更できる？
変更手続きのハードルは低く、15歳以上かつ約2000円あれば、家庭裁判所に対して「名の変更許可の申立て」を行うことができます。ただし、1回目の審査は優しいですが、2回目から厳しくなるので注意しましょう。
戸籍改正の具体名的な内容
名前の「読み仮名」を戸籍に登録することが義務化されます。従来は、名前の表記は漢字のみであり、読み仮名は好きに決めても問題はありませんでした。しかし、改正で読み仮名は「一般的に認められているもの」と決まりました。これにより、読み仮名も管理されることとなります。
実は国民全員に改正戸籍法の影響があります
すべての国民は、正式に読み仮名を登録することになるので、届け出を出す必要があります。届け出を忘れて1年以上経過してしまうと、自治体がふり仮名を戸籍に転載していきます。もし、間違って転載したり、元々キラキラネームで「変更したいのに忘れてた」となってしまうと、トラブルの原因に。そうならないためにも、施行後に自治体が発行する通知書は忘れず確認しましょう。
改正戸籍法で本当にキラキラネームを規制できるの？
名前の読み仮名は「一般的に認められているもの」となりますが、漢字を組み合わせた読み方は、規制されるのか怪しいところがあります。例えば、マイケルと名付けたいのであれば、真医気瑠(適当ですみません…)など漢字の組み合わせは自由なので、読み方が合っていれば、キラキラネームを名づけることが可能です。そのため、本当に規制できるのか疑問が残ります。
もし偽名を使ってしまったときのペナルティは？
罰則は1日以上30日未満の拘留、科料は1,000円以上1万円以下の強制徴収です。
罪としては軽犯罪に属するので、それほどたいしたことではないように思う人もいるでしょうが犯罪は犯罪です。
引用元：予約時に偽名を名乗っても大丈夫？違法にはならない？
このように、前科がついてしまうので絶対に偽名はやめましょう
まとめ
いかがでしたか？今回の改正戸籍法についての解説では、キラキラネームの制限がどのように行われるか、またその背景や影響について詳しく見てきました。「読み仮名の届け出」を忘れずに出すようにしてくださいね。
