プログラミングを始めたのはいいけど、大量にエラーが発生するし、関数の使い方がわからないし、どうしよう……
プログラミングを始めてみても、エラーが大量に発生したり、プログラムが変な動きをしたりと、初心者は壁に当たって挫折してしまうことが多いです。
今回は、現役エンジニアが「僕もここで壁に当たったなぁ」と感じたポイントを紹介しつつ、解決方法を紹介していきます。
この記事でわかること
・初心者がつまずきやすいポイントと解決方法
・プログラミングを楽しく学べる方法
・プログラミングスクールはプログラマの近道
プログラミングが難しいと感じるのはなぜ?初心者が直面する5つの壁
環境構築の設定
プログラミングをするためには、PCにプログラミングができる環境を整える必要があります。
言語毎に設定が変わりますし、テキストエディタやコンパイルソフトなど、組み合わせは自由自在です。何から手をつけていいのかわからない人が多く、組み合わせによっては、環境が動かないこともあります。
また、うまく環境を構築できても、どうしてこの設定をいじったのか、理解できずにプログラミングを始めてしまい、後々困った状況になることも多いです。
<解決方法>
実は、1から設定しなくても、初心者向けの統合開発環境(IDE)や、すぐに使えるオンラインプラットフォームがあります。「言語名 統合開発環境」や「言語名 オンラインプラットフォーム」で検索すると、すぐに見つかりますよ。
プログラミングの基礎が不十分
基礎が不十分なまま学習を進めると、停滞することがあります。
例えば、「IF」や「for」などを単体で動かしたときはうまく動いていても、組み合わせて動かした途端、エラーの原因が分からなくなり、つまずいてしまいます。
それぞれの特性をきちんと理解しないまま、進めないようにしましょう。
<解決方法>
参考書を使用している場合は、練習問題を着実に進めるのがおすすめです。また、今まで学習した関数と組み合わせて、小さなプログラムを組みながら進めると、理解力が速くなります。他には、chatGPTなどAIに聞いて、解決する手段もあります。
完璧に学習しようとしている
プログラミングを全て、完璧に理解しようとすると、数年間の学習時間が必要です。
そうした場合、モチベーションが維持できず、挫折してしまいます。ほとんどのプログラマは、概略やつまずきやすいポイントだけ抑えながら、学習しているので、広く浅くを意識して、学習しましょう。
僕も、なるべく概略だけ覚えるようにしてます。そうでないと、次々に新しい技術が出てくるので、追いつけなくなっちゃいます。
≪解決方法≫
実践を積み重ねて理論や関数の背景などは後回しにしましょう。組み合わせが良い関数同士や関数の悪い使い方さえ学んでいれば、後から補足情報をインターネットで調べることができます。
正解の情報が見つからない
インターネットで調べる際、様々なプログラムの組み方が出てくるため、正確な情報を把握できずにエラーが解消できない事態に陥ってしまうことがあります。
特に初心者は情報量の多さに混乱して、挫折してしまうことが多いです。
似たような動きの関数が出てきて、「どういった特性が違うのかわからない」って人も多いはず。
≪解決方法≫
信頼性の高いサイトで情報収集しましょう。例えば、それぞれの言語には公式が出している情報があります。そのサイト内で問題解決手段を調べたり、有名なコミュニティサイトで情報収集を行うことで、時間をかけずに解決策を見つけ出すことが可能です。
実践でつまずく
参考書でうまくプログラムを組めても、実践で失敗するといった話はよくあります。
特に組み込み(C言語など)では、ハードとソフトをプログラミングで繋げる必要があります。電子回路図の知識がなく、間違ってプログラムして、気づけなかったということも。
結果的に「楽しくない」といったモチベーション低下に繋がります。
苦手な人にとって、ハードは本当に難しい分野です。実際に回路を組み立てながらでないと、わからない箇所も出てきます。
≪解決方法≫
組み込みの場合は、電子回路の基礎を勉強しましょう。基本的なアクチュエーターを勉強するだけでも、一気に理解度が上がりますよ。Web系のプログラミングであれば、サイトを作ってみましょう。サーバー契約する必要はないので、手軽に作成できます。
プログラミングを楽しく学ぶコツ5選
短期の目標設定を行う
ある程度プログラミングの基礎を覚えたら、短期の目標設定を行いましょう。例えば、覚えた関数を使ってゲーム作成することで、目に見えた成果物を作ることができます。
「今週はアクションゲームを作る」「このゲームを真似て、似たゲームを作る」など抽象的で構わないので、1週間単位の目標を設定しましょう。作ったものは、実績にもなるので就職する時のアピールポイントとしても活用できます。
自分が興味がある分野を学ぶ
Web開発、ゲーム制作、AI、アプリ開発など、さまざまなジャンルの中から自分が興味のある分野を率先して学ぶことで、知識の吸収率が高まります。
例えば、ウェブサイトを作るのが楽しいと感じるなら、HTMLやCSS、JavaScriptを学ぶことから始めると良いでしょう。
ゲーム制作に興味があるなら、UnityやUnreal Engineがおすすめです。プログラミングの楽しさを実感しながらスキルを伸ばすことができます。
プログラミング仲間を見つける
1人で黙々と好きなものを作るのもいいですが、仲間と一緒に学ぶことで開発の幅が広がります。
大規模開発になると、数千から数万行のコードを書く必要があり、1人では何年もかかってしまうことがあります。様々な開発にチャレンジしてみたい人は、プログラミング仲間と学習するようにしましょう。
成果物をSNSシェアする
学んだことをブログやSNSでシェアすることで、他の人からのコメントを受け取ることができ、自分の成長を実感できます。
また、成果物を共有することでモチベーション維持が可能です。
【初心者向けです】つまずいた時の解決方法
エラーメッセージで調べる
エラーが発生した際には、エラーメッセージを検索してみてください。問題の手がかりを見つけることができます。
検索エンジンで検索してしまうと、いろんな情報が出てきてしまうため、サイトを絞って、サイト内検索するようにしましょう。
コードを分割しながら原因を特定する
エラーの規模が大きい時は、コードを一定の処理ずつ分割して、問題がどこにあるのかを特定しましょう。特定する時は、出力機能を使って、定期的にログに出すようにしてください。
公式リソースをチェックする
言語やフレームワークの公式ドキュメントやガイドラインを確認することで、問題解決の近道になります。特に公式のFAQ、チュートリアルに目を通し、正しい使い方や解決策を探してみましょう。
他の人に相談する
問題に行き詰まったら、他の開発者やオンラインコミュニティに相談するのも1つの手です。チャットグループで質問を投稿し、フィードバックやアドバイスをもらいましょう。
コードレビューをする
他の開発者にコードをレビューしてもらうことで、自分では気づけない問題を見つけることができます。エラーの原因が複雑化しないためにも、事前に対策しましょう。
デバッグツールを活用する
デバッグツールやIDEのデバッグ機能を使用して、コードの実行過程を追跡することで、どこで問題が発生しているのかを特定します。ブレークポイントを設定し、変数の値を確認することで、エラーの原因を特定しやすくします。
休憩時間をとる
問題に行き詰まった時は、少し時間を置いてから再度取り組むことで、問題を解決できることがあります。時間を置くと、脳がリフレッシュし、冷静に問題を見つめ直すことが可能です。
実はこれ、とても大切です。1つのことに集中していると、コード全体が見えなくなってしまうことがあります。
プログラミングスクールはおすすめなの?
正直に言うと、お金さえあれば1番最短のルートです。プログラミングスクールによっては、卒業後に仕事を斡旋してもらえる所もあります。つまり、実績がつくのです。
この実績、実はとても重要で、ITの世界では重宝されます。フリーランスでも、就職でも少し経験があるだけで仕事に困る、ということがなくなります。
なので、ぶっちゃけ、お金に余裕があるならプログラミングスクールをおすすめします。